伊勢沢 大滝登攀
GWの大滝登攀に備え丹沢の神ノ川にある伊勢沢へ。「葭始生(あしはじめてしょうず)」の時期。山々にも遅れて春の香りが満ちていました。春うららの汗ばむ陽気のなか、水量多く快適な遡行が楽しめるこの水線の核心は標高855mにある50m大滝。早戸川にある日本百名滝の早戸大滝を逼塞の滝とすれば、伊勢の大滝は奕々たる白眉の滝。前者に比べ後者は簡単に近づけないため丹沢の真の名瀑ではなかろうかと思うところ。
今回その大滝に挑んできました。2ピッチの登攀で、5分の3付近のテラスでピッチを切ります。2ピッチ目の登り始めから続く滝口へのトラバースが核心となります。残置はあるものの支点構築を含めハーケンは多めに必要でしょう。今回は沢靴で登攀しましたが状況によってはクライミングシューズも必要かと。
途中三ノ沢と四ノ沢が出合う屈曲点で天然記念物のカモシカに遭遇できました。姫次からの下山道は東海自然歩道ながら荒れており難路でした。下山後「いやしの湯」で汗を流し、安くてボリューム満点の食堂「はるみ」で胃袋を満たし帰京。3回目で漸く念願が叶い余韻が暫く残る山行となりました。

三ノ塔尾根植物観察会
コロナ禍後、久しぶりに丹沢山開き式に参加しました。アルプホルンや合唱団の歌声も楽しみでした。式の後、三ノ塔尾根を牛首まで歩きました。ヒトリシズカの花は終わりかけていましたが、ホタルカズラの花が目立ちました。牛首の辺りは、ヤマブキとヒメウツギの花盛り。萩山林道が通行止めのため、葛葉川本谷にかかる大平橋まで歩き、二ノ塔尾根から葛葉の泉へ下山。その水でコーヒーを淹れました。

東京都連盟 植物観察会
東京都連盟植物観察会が、城山、高尾山で開催され、私は初めて参加しました。どんな植物に出会えるかワクワクして歩き始めました。スミレでは、マルバスミレ、タチツボスミレ、コスミレ、ナガバノスミレサイシン、ヒナスミレ、ヒメスミレ等10種類位がありました。スミレの他には、チゴユリ、ヤマユリソウ、ヒトリシズカ等かわいらしい花がたくさんありました。ツクバキンモンソウも咲いていました。カンアオイの仲間では、フタバアオイともう一種類が咲いていました。見つけた花の名前を覚えて、特徴を知ることは、とても嬉しいことです。

タメグソ山、深沢山、白岩山、金毘羅山 周回
武蔵五日市からロンデン尾根を登り、タメグソ山、深沢山、白岩山、金毘羅山と周回しました。
しかし何という命名でしょう!
山は地味ながらアップダウンの連続。それでも途中多くの花が出迎えてくれ癒やされました。
最後はビールが合う季節になりました。

ホタルカズラ
弘法山公園から鶴巻温泉まで山歩(さんぽ)してきました。ニオイタチツボスミレとタチツボスミレの違いを確認するため、ルーペも持参。スミレよりもホタルカズラの花の方が目立ちました。勿論、温泉にも入りました。

春の雪上訓練
蒼穹の空を切り取る白銀の上州武尊岳で雪上訓練が実施されました。春爛漫の一日で登頂後中腹の適地で滑落停止、雪での支点構築、耐風姿勢ほか予定メニューを消化。
川場スキー場から入山の場合はココヘリ所持が必須。リフトでアプローチできるため雪山初心者にベストな山です。
*写真のスタンディングアックスビレイは足の位置が?です

惣岳山 神塚尾根~平溝尾根
惣岳山に川井駅→神塚山→惣岳山→平溝尾根→軍畑駅で行きました。守屋さんコースです。
守屋さんコースの取り付きは何と!道路工事の結果無くなっていました!
もう一つの沢沿いの取り付きから登りました。いきなり急登で始まります。程なく神塚山に到着。惣岳山手前の急登を登り詰めると惣岳山に着きます。下りは平溝尾根を歩きましたが、尾根の分岐が多く、2回ミスコースやらかして登り返しました。久しぶりに地図読みの醍醐味を味わいました。

シロバナショウジョウバカマ
コイワザクラの開花確認のため、丹沢表尾根を歩いてきました。二ノ塔では蕾をもった数株を確認。ただし群生地には、その姿がありませんでした。幸い、行者ヶ岳の岩場には何株も咲いていました。その登山道脇には、シロバナショウジョウバカマも開花していました。

富士山山麓の古道を歩く
富士山の南側(静岡県側)の山麓の古道、気になりながら歩く機会がなかったガラン沢から御殿庭へのコース、村山古道を歩いてきました。
水ケ塚からウラジロモミ、トウヒ、スギなどの巨樹の原生林、明るいブナやカエデの落葉樹林などには苔生した岩や倒木、そしてバイケイソウの群生などワクワクする植生が広がっています。
御殿庭近くは植生も変わりカラマツが現れて足元には残雪が目立ち緑色のコケとのコントラストも美しい。
温かい日曜日ながらマイナールートを歩く人はいないようで誰にも出会うことなく、小鳥たちが沢山出迎えてくれました。

伊豆山稜線歩道・猫越岳(ねっこだけ)
猫越岳は100万年前の噴火によって出来た山で、山頂近くにある〈猫越岳山頂の池〉は火口湖ではなく溶岩の浸食によって作られた池のようです。
池は思いの外大きく、水も満々としヒルムシロのような浮草も多く、オタマジャクシも元気に泳いでいました。
山道は眺望抜群で縦走したら気持ち良いと思われます。
駿河湾越の雲海に姿を現している富士山は海に浮かぶ小島のようでした。
