南ア・前衛 奥茶臼山(2474m)
去年聖岳へ上った時、北西の対岸の大きな尾根と山の中の赤い屋根の建物が気になり確認に歩いてきました。
しらびそ高原東側の荒川岳・赤石岳・聖岳などは1億年前に海底に堆積した岩石で出来ています。同じ赤色チャートの石などが歩いているとたくさん見られ、亜高山帯に生えるシラビソ・コメツガ・トウヒなどの手付かずの針葉樹の森が広がっています。
林床のイワダレゴケの緑が美しくギンリョウソウが花のように映えていました。
近かったら何度も訪問してみたい森です。

笊ヶ岳
笊ヶ岳は、2000mの難路の急登で水場無しという厳しい山で、とにかく暑くてバテて大変でした。それでも静かでよい山で、途中のテン場も最高でした。

30年ぶりの奥秩父縦走
30年前に途中断念した奥秩父縦走を実施。
梅雨明け後の酷暑と重いテン泊装備で、2日目の奥秩父縦走路は笠取小屋まで到着できず、将監小屋でテン泊だった。だが、ここから塩山駅へ下らず、唐松尾山から雁峠まで歩き予定したルートを完歩できた。
暑いが天候に恵まれ、2000mを越える山道なので時折吹く風に助けられて歩けたと思います。縦走路の残りの雁峠から雁坂峠、甲武信ヶ岳はまた次回に歩きたいと思います

クライミングジムへ
天候悪化で消化不良となった東北道記。鈍った体にカツを入れるため、帰京翌日クライミングジムに足を向けた。5時間みっちり壁と向き合い、ストーンを掴む握力がなくなるまでトライした。
ジムでは多くの小中高生が果敢にルーフと格闘しており、鍛えられた体幹としなやかなムーブで宙ぶらりんとなっている姿に感動し、目を見張りながら、自分も頑張ろうと思う心の活力を補給。
翌日朝クライミング大会で二十歳の日本人が優勝するニュースを目にした。昨日ジムでの若人の姿が重なり日本の将来は明るいこと実感。溜飲を下げる連休最終日となりました。

転進!阿武隈川源流の南沢へ
当初谷川の岩と沢を計画したが、暴れ梅雨が幅を利かせた三連休。蔵王の沢に進路をとる。東北道の移動中に天気予報を覗くとまたまた雲行き怪しく、再度変更し阿武隈川源流域へ。転進先は甲子山の南面にある南沢。短くも滝が絶え間なく続く登攀的な沢で後半の30m大滝が核心。
基点は秘湯大黒屋旅館。甲子トンネルの開通で深山の趣は薄れたが、足元から温泉が湧く大岩風呂が有名。下山後加温加水ゼロの源泉かけ流しの湯に浸かり汗を流す。帰路白河の美味いもの処で胃袋を満たし、土砂降り東北道で帰京しました。

花の金時山
グラウスの他のパーティーの花、花、花のヤマレコに触発され同じコースを歩きました。
金時山にこのような花があるとは思いませんでした。

声近くイタツミ尾根にホトトギス
ヤビツ峠からのイタツミ尾根にホトトギスの声が響きます。
緑濃い雑木の中に姿は見えませんでした。
足元には白いヤマボウシの花びらが沢山散り、山中にはノリウツギやヤマアジサイの白い花が目立ちます。
そして山祠の近くには真っ赤なタマゴタケが4株ほど。
山頂では大きなウシガエル(?)にも出会い、何度歩いてもワクワクです。
ホタルブクロは花の中を覗いてみると花柱が一本の咲き始めたばかりのもの、先端が3つに分かれ根元にオシベが萎れているものつまり、これは自家受粉を避けるしくみで、雌雄異熟(しゆういじゅく)と呼んでいます。 両性花ではよく見られる性質で、ホタルブクロのように雄しべが先なら雄性先熟、雌しべが先なら雌性先熟となります。

酷暑の蕨山
新しく買った登山靴エクイリビウムLT GTXの履き心地を試しに蕨山に行きました。高温注意報のもと、急登、岩、急登、急登、岩で、滝汗をかきました。
山頂展望台からは眺めは成長した木に遮られ残念ながら有りませんでした。持参した弁当に舌鼓をうちました。
滝汗後のさわらびの湯はまた格別でした。

源氏の祖城址消滅半夏雨(はんげあめ)
嘗ては源氏の祖が城を築いていたのが山名の由来らしいが今は何もない。
登山口で雨具着用で歩き始めたが大したことなく、眺望が無いはずの頂上・富士山展望所からは富士の姿の一部が垣間見れました。
頂上付近の苔生した痩せ尾根、樹林の中にはツルアジサイの群生、飽きることのない変化に富んだ山行でした。

大菩薩嶺 牛奥ノ雁ケ腹摺山
百名山大菩薩嶺の玄関口である甲斐大和駅は溢れんばかりの登山者で臨時バスが何台も。それでも当方のルートでアプローチする人はゼロでシルクスクリーンの静寂登高となりました。
山名が日本一長い牛奥ノ雁ケ腹摺山。訪れたのは約20年振り。奥底の記憶を回顧しながら時より陽の指す標高2000m弱の山道を歩きました。「花大臣」の講義を受けながら、薫風漂うグリーンバンドの稜線を闊歩。
甲斐大和駅のバス停にトイレが新設された一方で駅前のオアシスだったセブンイレブンは閉店され駅前調達は不可能に。メンバーに恵まれ山中&反省会とも大盛りあがり。楽しい一日でした。
